ソムリエに求められることは、ワインについて詳しく知っていたり、テイスティングをする能力が高かったりすることです。シニアソムリエの資格はそれらの知識や能力が高い質のものであることを示す資格となっています。では、シニアソムリエの資格の合格率はどれくらいなのでしょうか。
シニアソムリエ試験の合格率について
シニアソムリエの資格の合格率は毎年20パーセント前後ととても低いものです。ですから、難易度が高いと言えるでしょう。シニアソムリエの資格試験を受けるには日本ソムリエ協会によって認定されているソムリエである必要があり、ソムリエの資格を持って3年目を迎えていなければなりません。またワインやアルコールを提供するサービスの仕事を10年以上行っていることも必要です。
シニアソムリエの試験は講習会を受講し、その後で1次試験と2次試験があります。1次試験は70分の筆記試験となっており、公衆衛生やワイン全般に関する知識などについて出題されます。2次試験では実技が中心となりソムリエとしてのサービスの質やイレギュラーな状況での対応などが審査されます。
試験は毎年1次試験が8月頃行われ、2次試験は9月頃行われます。1次試験に合格し、2次試験に落ちた場合には翌年の1次試験は免除されます。
シニアソムリエの資格を認定する日本ソムリエ協会は日本により一層ワインを中心とした文化を根付かせていくことを目指しています。そのためにもワイン業界の中心で働くソムリエが技術を向上させ、食品衛生に通じたサービスを提供していくことができることを目的として、シニアソムリエの資格が設けられました。
一般的にシニアソムリエの資格は様々な種類のワインの特徴や産地、さらにはワインと料理の組み合わせ方などの知識を十分に持っていることを認定していますので、ワインに関わった仕事をしていきたい方にはおすすめの資格です。
シニアソムリエの資格を取得することにより、ホテルやレストラン、またお酒を販売する店舗などでより自信を持って働くことができますし、確かなソムリエとしての技術を持っていることを証明できますので、就職やステップアップのための転職などにも有利です。
またシニアソムリエの資格を取得するためにはワインの知識を蓄えることに加え、積極的にワインを売っている酒屋さんやレストランに足を運び、実際にメニューを見たり味わったりして勉強をしていくことが必要です。
合格率が高くないのでしっかりとした勉強が求められるシニアソムリエの資格ですが、目指す価値は十分にあるものと言えます。
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