蒸留酒を表すスピリッツは世界各国で飲まれている人気の高いお酒です。そんなスピリッツをもっと楽しく飲むことができるようにアドバイスをしていく能力を高めるのがスピリッツアドバイザーという資格です。では、この資格の概要や難易度について調べてみましょう。
スピリッツアドバイザーの難易度について
スピリッツアドバイザーは、スピリッツという蒸留酒についての深い知識を持っている人のことです。スピリッツアドバイザーの資格を取るには、スピリッツを生産する方法や、名前の由来、さらにはよりよい保存方法やグラスの選び方など豊富な知識を持っていなければなりません。
もし、飲食業をしているなら、最近流行しているハイボールの正しい作り方から、知る人ぞ知る外国のスピリッツのおいしい飲み方までを知って、お客さんに上手に勧めていく能力がスピリッツアドバイザーには求められます。
スピリッツアドバイザーの資格を取得すると、今まで以上にお客様や友人に対してよりよいアドバイスができたり、仕事をステップアップしていったりすることができます。さらに、スピリッツを活かしたカクテルを作ったり、各国のスピリッツができあがるまでの歴史やエピソードを話したりすることができるので、仕事だけでなくホームパーティを盛り上げることもできます。
スピリッツアドバイザー資格の難易度はそれほど高くはありません。スピリッツアドバイザーの資格を取得するには二つの方法があり、ビア&スピリッツアドバイザー協会が認定している通信コースで取得する方法とビア&スピリッツアドバイザー協会が設ける会場で試験を受けて取得する方法です。
通信コースを受講すると3ヶ月の受講期間の間に3回添削問題を提出し、その課題をクリアしたら無試験でスピリッツアドバイザーの資格を取得することができます。会場での試験はまず講座を1日受講するか、家でDVDや教材を使って受講するかを選ぶことができ、その後会場での試験となります。
試験の内容というのは、発酵食品や、一般的な飲料の保存方法やそれぞれの食品の特性などが扱われます。さらに、日本だけでなく世界各国の食文化や接客サービスについても出題されます。そして、日本のスピリッツである焼酎や泡盛、そして甲類焼酎についての基礎知識やブラジルのカシャーサや、ロシアのウォッカ、そしてメキシコのテキーラなど各国のスピリッツについても問題が出されていきます。あまり聞いたことのないアラックやコルンについても出題されることがあるので気をつけましょう。
会場での試験の合格率は70パーセント前後と言われていますので、そこまで難易度が高くないと言えるでしょう。より蒸留酒を楽しむためにもスピリッツアドバイザーの資格を取得してみるのはいかがでしょうか。
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