朝の連続ドラマなどの影響で一時期ウイスキーの人気が高まり、それをきっかけに蒸留酒に興味を持った方がいるかもしれません。では、蒸留酒の造り方や蒸留酒のカロリーについて少し調べてみましょう。
蒸留酒の作り方やカロリー、糖質量を解説
蒸留酒というのは簡単に言うとワインやビールなどの醸造酒を蒸留して作ります。蒸留によってアルコール度数が高くなりますので、ウイスキーやブランデーなどはきついお酒とよく言われるのです。醸造酒を沸騰させてその蒸気を集めて蒸留酒とするわけですが、アルコールを含んだ液体は水と違って78度くらいの低い温度で沸騰します。そして、その蒸気を集めていくとアルコール濃度が高いお酒を造り出すことができるのです。
蒸気を集める機械には単式蒸留器と連続式蒸留器という種類があります。単式蒸留器は毎回仕込みをしながら蒸気を集めていく機械で、一回の蒸留でもとの醸造酒の3倍ほど濃いお酒を造ることができます。そして、この蒸留をもう一度繰り返すとアルコール度数が65度前後の原酒を造り出すことができるのです。
しかし、もっと効率の良い連続式蒸留器は、蒸留器の中自体にいくつかの段が作られているので、一回の蒸留で何度も機械の中で蒸留を繰り返すことができます。結果として最終的に集められたものはすでにアルコール度数が高い原酒となるのです。
蒸留酒が大好きな人が気をつけるのはカロリーと糖質です。特にウイスキーなどのカロリーを気にする人はたくさんいます。しかし、ウイスキーはカロリーが醸造酒より高い割には太りにくいお酒と言えます。どうしてでしょうか。
蒸留酒の代表と言われるウイスキーの平均的なカロリーというのは230kcal前後です。しかし、このカロリーの数値は他のお酒より高い気がするかもしれませんが、ウイスキーなどの蒸留酒はアルコール度数が高いので少量でも満足することができます。しかし、ビールやワインなどはアルコール度数がそこまで高くなく飲みやすいので、結果としてたくさんの量を飲んでしまいカロリーが高くなってしまうのです。
そして、蒸留酒のカロリーは食物性のカロリーと違い脂肪に変わりにくいので、少量の蒸留酒を飲んだところで太ると言うことはありません。
さらに、蒸留酒の糖質はゼロです。糖質の高い醸造酒を蒸発させるので、その過程で糖質がゼロになるのです。ですから、尿酸値や血糖値を気にしている方にはおすすめのお酒と言えるでしょう。
少量で楽しむことができる蒸留酒は万人にお勧めできるお酒です。
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